アオザイの選び方|サイズ・色・着る場面

この記事のポイント
- アオザイはベトナムの正装の一つ。体に沿う上衣と、ゆったりしたパンツを合わせて着ます。
- サイズはバストとウエストの「余裕」、着丈は身長と靴の高さで考えます。
- シフォンは手洗いと低温アイロンが基本。本番前のしわ取りも計画に入れましょう。
アオザイはベトナムの大切な民族衣装
アオザイ(Áo dài)は、ベトナム語で「長い上衣」という意味です。長い上衣の両脇に腰の高さまでスリットが入り、その下にパンツを合わせて着ます。昔からあった長い上衣が、20世紀に入って今のような体に沿う形に整えられたといわれます。
ベトナムでは、アオザイは今も特別な日の服です。式典やお祝いの席の正装として、また一部の高校などでは女子生徒の制服として着られています。旧正月(テト)には、家族でアオザイを着て出かける姿も見られます。
日本で着るときも、ベトナムの人々が大切にしてきた服であることを心に置いて選びたいものです。
上衣とパンツのセットで着る
アオザイは、次の2つを組み合わせて着るのが基本です。
- 上衣(アオ):胸からウエストまでが体に沿う作り。立ち襟で、ウエストから下は前と後ろの2枚の長い布に分かれます。
- パンツ(クアン):すそが広めのゆったりしたパンツ。上衣の長い裾の下から見え、歩くたびに揺れます。
上衣が体に沿うぶん、パンツはゆとりがあり、全体として動きやすい服です。当店のシフォンのアオザイも、上衣とパンツのセットになっています。
サイズの見方:バストとウエスト、着丈と身長
シフォンのアオザイは伸びない生地です。とくに上衣は体に沿う作りなので、寸法表の数字をよく見て選びます。
バストとウエストは「余裕」で選ぶ
採寸ガイドのとおりに測り、「寸法表 − 自分の寸法」で何cmの余裕があるかを計算します。アオザイはウエストのすぐ下からスリットが始まるので、ウエストが合っていないと、スリットの始まりが引っ張られて形が崩れます。バストとウエストの両方で余裕がプラスになるサイズを選びましょう。
たとえばバスト86cm・ウエスト70cmの方なら、Lサイズ(B88・W72)で余裕はどちらも2cmです。Mサイズ(B84・W68)はどちらもマイナスになるので合いません。
着丈は身長と靴で考える
アオザイの上衣は長く、裾がふくらはぎから足首の近くまで届く長さが多い服です。着丈が体のどこから測った長さかを商品ページで確かめ、ご自身も同じ位置から床までを測って比べます。
寸法表(メーカー表記の目安)
| サイズ | バスト | ウエスト | ヒップ | 着丈 |
|---|---|---|---|---|
| M | 84 | 68 | 90 | 128 |
| L | 88 | 72 | 94 | 130 |
| XL | 92 | 76 | 98 | 132 |
| XXL | 96 | 80 | 102 | 134 |
(単位:cm、メーカー表記の目安)
迷ったときはサイズ診断で目安を確かめられます。
色の選び方
アオザイの色には、決まりというほどではないものの、一般的に好まれる傾向があります。地域や家庭、時代によって受け止め方が違うので、ここでは目安として紹介します。
| 色 | 一般的に言われる傾向 |
|---|---|
| 白 | 学生の制服によく使われ、清らかな印象 |
| 赤 | お祝いの色として、結婚式やテトに選ばれることが多い |
| 黄 | 華やかで、お祝いの席に向くといわれる |
| 青・緑 | 落ち着いた印象で、式典や交流イベントにも合わせやすい |
| ピンク・紫 | やわらかい印象で、舞踊の衣装にもよく見られる |
舞台では、照明の下での見え方も大切です。グループで踊る場合は、教室や先生が色をそろえることもあるので、決まりがあればそれに従いましょう。
着る場面
- 発表会・ステージ:シフォンの裾が動きに合わせて揺れ、客席からもアオザイらしさが伝わります。
- ベトナム舞踊:帽子(ノンラー)や扇を使う演目もあります。小道具を持ったときに袖や裾が邪魔にならないか、リハーサルで確かめます。
- 文化交流イベント:ベトナムの方と交流する場では、着ていることを喜んでもらえることもあります。由来を聞かれたときに少し話せると、会話も広がります。
- パーティー:座る時間が長いときは、ウエストの余裕を多めに見ておくと楽です。
裾の扱いとヒール
アオザイのパンツは、立ったときにすそが床に近い長さで着ることが多く、ヒールのある靴と合わせると全体のバランスが整います。
- 当日はく靴を決めてから、パンツの長さを確かめます。
- 踊る場合は、すそを踏まない長さにすることを優先します。
- 座るときは、上衣の後ろの布を軽く横に流してから腰を下ろすと、しわになりにくくなります。
- 階段では、前の布を手で軽く持ち上げます。
お手入れ:シフォンは手洗い・低温アイロン
シフォンは薄く、熱や摩擦に弱い生地です。
- 洗うときは、ぬるま湯におしゃれ着用の洗剤を溶かし、やさしく押し洗いします。
- 強くしぼらず、タオルにはさんで水気を取ります。
- 形を整えて陰干しします。
- アイロンは低温で、あて布をして当てます。スチームを少し離して当てるのも、しわ取りに役立ちます。
届いたときは折りじわが付いていることが多いので、本番の数日前までにしわを取っておきましょう。当日の準備は発表会・イベント当日の衣装の持ち物と着替えのコツにまとめています。
よくある質問
アオザイの下には何を着ればいいですか?
身長が高めでも着られますか?
色に決まりはありますか?
届いてから本番までどれくらい見ておけばいいですか?
この記事を書いた人:オドルヤ編集部 ・ 更新日:
