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チャイナドレスのサイズの選び方|スリット・丈・立ち襟まで

立ち襟とチャイナボタンが付いたロング丈のチャイナドレス

この記事のポイント

  • チャイナドレスは伸びない生地。バスト・ウエスト・ヒップの順に「寸法表 − 自分の寸法」で余裕を確かめます。
  • ロング丈は、身長だけでなく当日はくヒールの高さも入れて考えます。
  • スリットは動きやすさのための作り。舞台やパーティーでの所作もあわせて準備しましょう。

チャイナドレス(旗袍)とは

日本で「チャイナドレス」と呼ばれる服は、中国語では「旗袍(チーパオ)」といいます。清の時代に満州族の人々(旗人)が着ていた長い衣服がもとになり、20世紀の上海などで、体に沿う今の形に整えられたといわれます。

立ち襟、斜めに開く前合わせ、布を結んで作るチャイナボタン、そして裾の両脇のスリット。こうした特徴の一つひとつに、長い歴史があります。今も中国や華人社会では、式典やお祝いの席で着られる晴れ着の一つです。

発表会や演武で着るときも、一つの文化の正装を借りて舞台に立つ、という気持ちで選ぶと、自然と着こなしも丁寧になります。

伸びない生地だからこそ、サイズは「余裕」で選ぶ

ブロケード(織りで柄を出した生地)調のチャイナドレスは、ほとんど伸びません。ニットのように体に合わせて広がらないので、寸法表の数字がそのまま「着られるかどうか」を決めます。

見る順番はバスト → ウエスト → ヒップ

  1. まず採寸ガイドのとおりに、バスト・ウエスト・ヒップを測ります。下着は当日着るものに近いものを付けて測りましょう。
  2. 寸法表の数字から自分の寸法を引きます。これが「余裕」です。
  3. 3か所すべてで余裕がプラスになるサイズを選びます。どこか1か所でもマイナスなら、ファスナーが上がらないことがあります。

たとえばバスト83cm・ウエスト68cm・ヒップ90cmの方なら、Mサイズ(B86・W70・H92)で余裕はバスト3cm・ウエスト2cm・ヒップ2cmです。Sサイズ(B82・W66・H88)はすべてマイナスになるので合いません。

余裕が少ないときに気をつけたいこと

余裕がぎりぎりだと、立っているときは着られても、座る・腕を上げる・深く礼をするといった動きで突っ張りやすくなります。踊る、演武をする、食事の席に座るなど、当日の動きを思い浮かべて選びましょう。

3か所の余裕に差が大きいときは、いちばん余裕が少ない場所に合わせて大きいサイズを選び、ほかが余る分は着付けで整えるか、お直しを検討するのが安心です。

寸法表(メーカー表記の目安)

下の数字は、当店で扱うロングチャイナドレスのメーカー表記の目安です。仕上がりには多少の差があります。

サイズバストウエストヒップ着丈
S826688128
M867092129
L907496130
XL9478100131
XXL9882104132

(単位:cm、メーカー表記の目安)

ロング丈は「身長+ヒール」で考える

ロング丈のチャイナドレスは、裾がくるぶしから床の近くまで届く長さが多く、身長によって見え方が大きく変わります。

  • 着丈を自分の体で確かめる:着丈が体のどこからどこまでの長さかは、商品ページの表記を確認します。肩の高いところから測る表記なら、ご自身も同じ位置から床までを測り、着丈と比べます。
  • ヒールの高さを足す:当日ヒールをはくなら、その高さの分だけ裾は床から離れます。裾が床につきそうなときは、ヒールで調整するのも一つの方法です。
  • 舞台では裾を踏まないことが第一:踊りや演武では、裾が床に触れる長さだと踏んでつまずく原因になります。少し短めに感じるくらいが動きやすいこともあります。

靴が決まっていない場合は、衣装が届いたら当日の靴と合わせて試着し、裾の位置を確かめましょう。

スリットの高さと動きやすさ

両脇のスリットは、細身の作りでも脚を前に出せるようにするための大切な仕組みです。ロング丈では、スリットがあることで歩いたり、階段を上ったりできます。

舞台・パーティーでの所作

  • 歩くとき:歩幅をやや小さめにすると、スリットが大きく開きにくく、裾もきれいに揺れます。
  • 座るとき:裾の後ろを手で軽く整えてから腰を下ろし、ひざをそろえます。
  • 階段:前の裾を少し持ち上げて、足元を確かめながら上ります。
  • 踊り・演武:中国舞踊や太極拳など足を大きく使う演目では、スリットの高さで動ける範囲が変わります。リハーサルで一度動いてみて、気になる場合はペチコートやスパッツを合わせるかを先生に相談しましょう。

立ち襟の首回りも確かめる

立ち襟はチャイナドレスらしさを決める大切な部分です。首回りがきついと、長い時間の着用や、歌・踊りで息を使う場面で苦しくなります。

試着のときは、襟のホックをとめて、指が1本入るかを目安に確かめてみてください。きつい場合は、上のホックだけ外して着るのではなく、サイズ選びやお直しで調整するほうが、見た目も整います。

着る場面と気をつけたいこと

場面選ぶときのポイント
発表会・ステージ客席から見える色と柄。照明の下で映える色を選ぶ
中国舞踊・太極拳の演武スリットと丈が動きを妨げないか。教室の衣装規定を確認
パーティー・食事会座る時間が長いので、ウエストとヒップの余裕を多めに
結婚式の二次会主役の衣装と色がかぶらないか、会の雰囲気に合うかを確認

演武や発表会では、教室や先生が色・丈を決めていることがあります。その場合は規定を優先してください。

注文のタイミング

当店のチャイナドレスは海外から直送で、お届けまで10〜20日かかります。サイズ交換は1回無料ですが、交換品もさらに10〜20日かかります。本番の8週間前、遅くとも4週間前までの注文がおすすめです。くわしくは発表会の衣装はいつ買う?逆算スケジュールもご覧ください。

よくある質問

サイズが2つの間で迷ったらどちらを選べばいいですか?
伸びない生地なので、3か所のうち余裕がいちばん少ない場所に合わせて、大きいほうを選ぶのが安心です。余る分は、お直しで整える方法もあります。
ロング丈が長すぎた場合はどうすればいいですか?
当日はくヒールで調整するか、裾上げを検討します。舞台で踊る場合は、裾を踏まない長さにすることを優先してください。
スリットが気になるときはどうすればいいですか?
スパッツやペチコートを合わせる方法があります。発表会や演武では、合わせてよいものを教室の先生に確認しましょう。
結婚式の二次会に着ていってもいいですか?
会の雰囲気や主催者の考えによります。色が主役とかぶらないかも含めて、事前に主催者に確認すると安心です。

この記事を書いた人:オドルヤ編集部 ・ 更新日: